
冷たい食事や飲み物は一時的には体をクールダウンさせてくれますが、摂りすぎると胃腸の働きを弱め、消化不良やだるさの原因になることもあります。
これが「夏バテの原因」に。
そこで、夏こそ意識したい食事の工夫をいくつかご紹介します。
温かい料理も取り入れる
暑い日は、冷たいものをたくさん摂りがちですが、体を冷やしすぎないために、温かい汁物や温野菜を一品加えるのがおすすめです。
たとえば、朝に具だくさんの味噌汁を飲むだけでも、胃腸がしっかり動き出し、体の巡りがよくなります。味噌汁に体を温める効果のある生姜やネギ、玉ねぎ、ごぼうを入れるようにしましょう。

胃腸をいたわるやさしい食材を選ぶ
夏は疲れがたまりやすいので、消化に良いものを選びましょう。
たとえば、豆腐・納豆・おかゆ・鶏ささみ、白身魚などは、負担が少なく栄養も豊富。胃腸が弱っているときは、冷たいサラダよりも、蒸し野菜や煮物がおすすめです。


体の疲れだるさをとる食材を選ぶ
暑い日は、汗とともに体のエネルギーも消耗してしまうため、身体のエネルギーとなる食材も取り入れていきましょう。
★鶏肉(特にささみ)
★じゃがいも
★山芋
★枝豆
★かぼちゃ
★米(特に玄米や雑穀入りごはん)

食欲がない日は「香り」と「酸味」でやさしく刺激。
薬膳でも、香りのある食材や酸味のある食材は「気の巡りを良くする」とされ、夏の食欲不振にとても効果的です。
★梅干し(消化促進+熱を冷ます)
★しそ(気の巡りを良くする)
★酢・レモン(肝の働きを助ける)
★みょうが・大葉(香りで胃腸を目覚めさせる)
冷やしうどんや冷奴のトッピングとして取り入れるだけでも、満足感が大きく変わります。
ささみやじゃがいも、山芋などと合わせて料理しましょう!
夏バテ解消レシピの紹介
ささみとワカメのさっぱり和え

【材料】2人分
・鶏ささみ 1本
・塩胡椒 少々
・片栗粉 少々
・ワカメ 20g
・山芋 50g
・梅干し 2粒
・めんつゆ 大さじ1 (ポン酢でも可)
・すりごま 適量
【作り方】
①鶏ささみは筋を取り、塩胡椒で下味をつけ、片栗粉をまぶす。
②①を沸騰して弱火にしたお湯に火が通るまで、茹でる。冷ましたらひと口大にさく。
③ワカメはひと口大にカットしておき、軽く茹でる。
④山芋は皮をむき、短冊切りする。
⑥梅干しは種をとっておく。
⑦ささみ、ワカメ、山芋、梅干し、すべての材料を入れてめんつゆをかけたら和える。
⑧ゴマを振ったら完成!